【成田市S様邸リノベーション】見えない価値を創る:リノベーション工事の裏側と専門家の視点

リノベーションの魅力は、既存の住まいに新たな命を吹き込むことにあります。しかし、その真の価値は表面的な美しさだけではありません。工事中にしかできない重要な施工があり、それらが将来の住まいの快適性や安全性を大きく左右します。今回は、当社が手がけるリノベーション工事の現場から、「見えない部分」の重要性についてお伝えします。
1. 工事中だからこそ実現できる基本性能の向上
リノベーション工事では、内装が解体され、住まいの「骨組み」が露出するタイミングがあります。このタイミングこそ、住まいの基本性能を大きく向上させる絶好の機会です。
耐震補強:安心の土台づくり
まず、構造の状態まで解体し、土台・柱等、腐食している箇所は交換します。また、その際、必要に応じて耐震補強も行います。
これらは、このタイミングでしか出来ないリノベーションならではの重要な工程です。

新たに間仕切り壁を設ける場合には、その部分に基礎を作り、構造的な安定性を確保します。


また、間取りの変更で既存の柱を撤去する際には、梁の補強も欠かせません。こうした「見えない部分」の施工が、将来の安全性を大きく左右します。



断熱性能の向上:一年中快適な住まいへ
すべての壁・床・天井に断熱材を施工。また、窓は熱の出入りが大きい部分であるため、断熱性能の高いサッシに交換します。これらの施工により、夏は涼しく、冬は暖かい住まいを実現できます。
また、今回の施工では、LDKには床暖房を採用しました。こうした設備も、構造部分が露出している工事中だからこそ、効率的に施工できます。


2. 住まいの質を高める工夫と配慮
防音対策:隣家との共存を考えた施工
今回の施工では、隣家と接している面が寝室になるため、その壁一面について防音対策を施しました。こうした配慮が快適な睡眠環境を実現し、結果的に健康な生活につながります。
水回りの刷新:目に見えない安心
今回の工事では、すべての水回りの配管を新規に交換しました。水漏れなどのトラブルを未然に防ぎ、長期にわたって安心して暮らせる住まいを実現します。

3. 素材選びにこだわった仕上げ
自社製材の赤松を床材に
床材には、「夢ハウス」で乾燥から製材、加工まで一貫して行った赤松を採用しました。品質の管理が徹底され、安心して使用できる素材となっています。また、木の温もりが感じられ、素足で歩いても気持ちの良い床となりました。

玄関周りの工夫
玄関は引き戸を採用し、出入りがしやすい設計としました。また、玄関内に陽ざしを取り入れるため、袖の部分はパネルにしました。明るく開放的な玄関は、毎日の出入りを快適にするだけでなく、来客時の印象も良くします。

外壁の処理
外壁は通気を確保した上で、モルタル壁に塗装を施しました。通気性を確保することで、壁内部の結露を防ぎ、住まいの長寿命化に貢献します。


まとめ:「見えない価値」がリノベーションの本質
リノベーション工事では、表面的な美しさだけでなく、「見えない部分」にこそ真の価値があります。耐震性や断熱性、防音性などの基本性能は、完成後の住まいの快適性や安全性を大きく左右します。
立原ハウジングでは、こうした「見えない価値」を大切にし、長く安心して暮らせる住まいづくりにこだわっております。リノベーションをお考えの際は、表面的なデザインだけでなく、工事中にしかできない基本性能の向上にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
あなたの理想の住まいを実現するための最適なプランをご提案いたしますのでお気軽にご相談ください。